保育園や幼稚園での虐待や不適切な行為を防ぐにはどうしたらいいか、その答え
Pocket

最近、保育士が園児を虐待して逮捕されるというニュースがありました。

実際問題、逮捕されるほどの虐待はなかなかないかもしれませんが、保育園や幼稚園で不適切な対応は昔から結構あると思います。

実際に緘黙当事者で保育士や幼稚園教諭にひどい対応を取られたという話を多く聞きます。

緘黙だからひどい対応を取られる場合もあれば、ひどい対応を取られて緘黙になることもあります。

僕も保育園(幼稚園)でけっこうひどい対応を取られました。今更、親の批判をするつもりはありませんが、親がもう少し考えてくれていたら十分防げたと思います。

保育園(幼稚園)での不適切な対応はその場辛いだけで終わらないで、あとあと響くことになります。

この記事ではなぜ虐待や不適切な対応が起きるのか?

どうすれば虐待や不適切な対応を防げるのかについて考察してみました。

世間の勘違い

まず世の中の多くの人が誤解していたのだと思います。

「保育士(幼稚園教諭)は子供が好きで優しい。」

なかには優しい人もいるとは思いますが、保育士(幼稚園教諭)だから優しいわけではありません。

優しい保育士(幼稚園教諭)は昔から優しいんです。その人は学生時代からずっと優しい。

でも保育士(幼稚園教諭)になる人がすべて優しいわけではありません。

自分勝手でわがままだったり弱い者いじめばかりする人が保育士(幼稚園教諭)になったという話もあります。

そんな弱い者いじめをする人が保育士(幼稚園教諭)になったら優しい対応をすることはありません。

これは一般の人だけが誤解しているわけではなくて、教育の専門家みたいな人も多く誤解しています。

保育士(幼稚園教諭)は教育のプロで子供のためになることをしてくれるに違いない。

願望と現実がごっちゃになっているんですね。

https://www.hoiking.com/adviser/qa/q1047.phtml

保育士や幼稚園教諭は資格を持っていますが、習ったことを必ずきっちり守るわけではありません。

車の免許と一緒です。

車の免許を持っている人は免許を持っているから、運転の専門家で運転ミスをしない交通ルールをきっちり守る

そんなわけないですよね。

運転のうまい人もいれば下手な人もいるし交通ルールを守らない人もいます。

保育士(幼稚園教諭)とは?

保育士(幼稚園教諭)は職業です。

仕事としてやるべき事をやっています。

すべての人が優しいわけではなく優しい人もいればそうでない人もいます。

保育士(幼稚園教諭)は中には子供が好きでなった人もいますが、あくまでも職業なので条件が良かったからなったという人もいます。

保育士(幼稚園教諭)は低賃金で割に合わないという意見もありますが、下記のメリットもあったりします。

  • 就職が容易
  • 年を取ってもできる
  • 一般受けがいい

就職が容易・・・資格さえあれば仕事に困ることがありません。収入は少ないですが仕事にあぶれることが少なく安定しています。

年を取ってもできる・・・けっこう高齢になっても続けることが出来ます。

一般受けがいい・・・保育士や幼稚園教諭って一般的にイメージが良いのでいろいろな面で有利だったりします。

こういう動機で保育士や幼稚園教諭になるのがダメなわけではありません。

こういう動機でも仕事として無難にこなす人がほとんどです。

そして保育士(幼稚園教諭)は子供の幸せを願って生きているわけではありません。

人それぞれ性格や考え方があります。

それに○○保育園(幼稚園)の従業員です。

だから子供の幸せより園の方針を優先することがあります

虐待(不適切な対応)のパターン

虐待や不適切な対応と一口に言ってもいろいろです。

あからさまにひどい場合もあれば、あまりよくない対応まであります。

ここではあとあとの人生に悪影響を及ぼすくらいのことを取り上げます。

不適切な対応には以下のパターンがあります。

  • イジメて楽しむ
  • 性格が悪い
  • 保育園(幼稚園)の方針
  • 間違った教育的方針
  • 保育園のシステム上の問題

イジメて楽しむ・・・他の子をいじめて楽しむ子供がいるのと同じで、大人でも人をいじめて喜ぶ人間が一定数いたりします。

具体例 暴力をふるう。出来ないのを見て馬鹿にしたり、喜んだりする。

性格が悪い・・・イジメているわけではないのですが、性格が悪い人間もいます。自分勝手だったりわがままだったり。相手の気持ちを考えることをしない人間です。

具体例 出来ないから体罰をふるう。脅す。暴言を吐くなど。

保育園の方針・・・その園の方針に問題がある場合もあります。必要以上に厳しいことを要求したり、園の利益を優先するなどです。

具体例 やれと言われたことをこなせないと怒る。罰を与えるなど。

間違った教育的方針・・・保育士(幼稚園教諭)が必要以上に厳しいことを要求することがあります。

具体例 出来ないと怒る。 罰を与える

保育園(幼稚園)のシステム上の問題・・・虐待ではありませんが車の中に置き去りにされたりなどは、システム上に問題があります。

具体例 置き去り、事故など。

虐待や不適切な対応は上記の複合で起きることが多いです。

虐待や不適切な対応をされやすい子

同じ保育園(幼稚園)に行っても虐待や不適切な対応をされる子もいればされない子もいます。

虐待や不適切な対応をされやすい子はどんな子かと言うと、他の子に比べて出来ないことがあるとされやすいです。

出来る子が絶対に虐待や不適切な対応をされないかと言うと、そう言うわけではないのですがやはりできない子はリスクが高いのは事実です。

緘黙の子は出来ないことが他の子に比べて多いのでより注意が必要になります。

緘黙+体が小さい。不器用。運動神経が悪い。などは更に注意が必要です。

虐待や不適切な対応を防ぐ方法

虐待や不適切な対応を防ぐにはどうしたらいいか?

ニュースでは専門家がいろんなことを言ったりしています。

ただ問題は誰の立場で考えるかです。

例えば保育士の給料を上げるだとか、保育士の数を増やして負担を減らすとかは親の立場でどうこうできる問題ではありません。

ここでは親の立場で自分の子が虐待されないようにする方法を考えてみました。

  • 保育園や幼稚園を慎重に選ぶ
  • 保育士や保育園を根本からは信頼をしない
  • 子供とよく話す
  • うまくいっているかどうか判断をする
  • 保育士の人間性を把握する
  • 保育園に入れない

保育園や幼稚園を慎重に選ぶ・・・保育園や幼稚園は慎重に選びましょう。ただし選んだ保育園や幼稚園に問題がなくても、担当する保育士や幼稚園教諭に問題がある場合もあるので確実ではありませんがあきらかにアウトな保育園や幼稚園は選ばないようにしましょう。

保育士や保育園を根本からは信頼をしない・・・頭ごなしに信用しないようにしましょう。

ただし相手には信用していないことが伝わらないようにすることが大切です。

子供とよく話す・・・話せる年齢なら子供と話して保育園や幼稚園が好きかどうか?嫌いな人はいないかなども話すようにしましょう。

何か嫌なことがあったら話すように事前に教えておきましょう。

うまくいっているかどうか判断をする・・・うまくいっているかどうか?客観的に判断しましょう。

たとえば行くのを嫌がらないか?友達がいるか?昼休み時間はどう過ごしているか?保育士は好きか?

保育士の人間性を把握する・・・担当する保育士と話して人間性を判断しましょう。確実に見抜けるわけではありませんが、あきらかにおかしな人っていたりします。

保育園に入れない・・・3歳くらいなら話せますが1歳とか2歳とかは上手く伝えることが出来ません。

確実なのは保育園に入れないのが一番理想です。

不適切な対応に気付いたらどうする?

保育園(幼稚園)が子供に対して不適切な対応をしていることに気づいたらどうしたらいいでしょうか?

まずは状況を把握しましょう。

事実をしっかり確かめることが大切です。いきなり喧嘩腰になるのはよくありません。

不適切な対応が事実だったとしてどの程度の不適切な対応なのか考えてみましょう。

  • あからさまに良くないことをしている
  • 法律には触れないかもしれないけど、あとあとの人生に関わってくる場合
  • あまりよくない場合

そしてその不適切な対応の原因を考えてみましょう。

不適切な対応をしている保育士がいた。

そもそもその原因って何でしょうか?

性格が悪いのか?あるいは園の方針でやっているのか?

園の方針だった場合はその保育士に言っても、意味がありません。

直接責任者に話をするようにするしかありません。

園には問題なくてその保育士に問題があった場合。

保育士と話すあるいは園長と話すことで不適切な対応をやめてもらうことは可能です。

ただし性格は変わりません。

性格の悪い保育士に対して「あなたのゆがんだ性格を何とかしてください」あるいは「保育園(幼稚園)にいる間は善人のふりをし続けてください」

そう言っても無理です。

不適切な対応に気づいたときは、どの程度のことなのか?

文句を言ってそのまま続けるのか?あるいはやめるのか?

ただしい選択をしましょう。

自分の話

前にもブログに書きましたが僕も保育園(幼稚園)でひどい対応を取られました。

あからさまに犯罪ではないのですが・・・

具体的には下記のことです。

  • 名字で呼び捨て
  • お遊戯を踊らなかったら脅す
  • 笑顔や子供の目線に降りることがない
  • 時間内に給食を食べれないと教室の隅に正座させる
  • 絵をかいて見せたら下手だとけなす
  • プールを怖がったら怒り出す

この保育士が何でこんな対応をしたのかと言うと、恐らくいじめているわけではないと思います。

ただ単に性格が悪いんです。

性格の悪い人間が仕事としてやれと言われたことをやっている。

やれと言われていないことまで自分の偏った価値観でやっているんです。

僕が親だったらどうするか?

理想はやめて別の所に移ります。その前にそもそもこの保育園(幼稚園)には入れません。

どうしてもここに通わなければいけなかったらどうするか?

「時間内に給食を食べれないと教室の隅に正座させる」

これに関しては保育士や園長に抗議をすれば止めたと思います。

ただし「優しい人間になってください」とか「善人のふりをし続けてください」

と言ってもそれは無理です。

性格が悪いのはどうしようもありません。

正座しろ以外はまあ我慢できる範囲内なので、あとは仕方ないかなって思いますね。

まとめ

虐待などの犯罪になるようなことは少ないかもしれませんが、ないわけではありません。

犯罪にならないような不適切な対応は珍しくはありません。

特に緘黙など不利な面がある子には注意が必要です。

子供がこういう被害にあわないように親は注意をしましょう。

もし被害にあっていることに気づいたら適切に対処をしましょう。