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ちょっと前に給食の強要が話題になったのでそのことを記事にしたいと思います。僕も給食にはかなり痛めつけられたので僕の見解を書こうと思います。
http://blog.fujitv.co.jp/goody/E20170927001.html

教師がなぜ給食の食べ残しをなくす指導をするのか?
昔に比べて減ったとはいってもいまだに何が何でも給食の食べ残しをなくす指導をする教師(幼稚園教諭 保育士)がいます。なぜそんなにこだわるのでしょうか?
教師が子どものためを思って好き嫌いをなくしたいとか、真面目過ぎてやりすぎてしまうという人がいますが僕はそうは思いません。
好き嫌いをなくしたいなら腹いっぱいだから食べれない子にも食べさせるのはおかしいですよね。教師が好き嫌いをなくしたい そんな単純な問題ではないと思います。
僕が思うには給食を何が何でも残さず食べろという教師は、最初は上司の命令で食べさせていたんだと思います。
本当は上司の命令で残さず食べろと言っているんだけど子どもに対して「園長や校長に言われたから給食を残さず食べろ」では説得力がないですよね。そこでもっともらしい理屈を子供たちに言うことになります。
- 好き嫌いはいけない
- 食べ物を大切にしないといけない
- 作った人に対する礼儀
- アフリカの飢えた人がなんたらかんたら
最初は上司の命令だから食べさせていたのに子どもに対して食べろ食べろと言っているうちに食べさせるのが正しいことだと自分でも思い込むようになってしまった。
そのうちに上司の命令がなくなっても今までずっと子どもたちに食べろ食べろと言ってきた。それは残すことが間違っていて食べることが正しいことだから食べさせてきたんだ。自分は正しいから正しいことをしてきた。
もし残していいということになったら今まで長い間 自分が言ってきたことが間違ってきたことになる。今更 自分が間違ったことをしてきたと認めるわけにはいかない。
自分で食べろ食べろと言っているうちに食べさせることが強化されてしまって目の前の子どもが苦しんでいてもそんなことはことはどうでもいいとにかく残さず給食を食べさせないといけない。そういう心理に陥っているんだと思います。
でも子どものことを考える教師だったら上司の命令があっても子どもの害にならない範囲にとどめたりうまくごまかしたりして無理に食べさせたりはしないですよね。
食べることを強要する教師って目の前で苦しんでいる子どもよりも自分の考えや自分の立場を優先する自分は偉くて正しい そういう人間なんだと思いますね。
実際に給食を何がなんでも食べろという教師ってそれ以外のことでも性格悪くないですか?
それに教師にとって子ども(児童)って無関係な赤の他人で愛情がありません。親だったら子どもが不幸になるとその不幸は自分に帰ってきますが教師はそうではないですよね。
給食を無理強いして苦しい思いをしたり学校が嫌いになったり劣等感を持ってしまったり他の子にいじめられてもその子の人生に悪影響を及ぼしても苦しむのは子どもであって教師は全く困りません。
もし子どもの人生に悪影響を与えると自分の給料が減る仕組みになっていたら教師も給食の無理強いはやめると思うのですが…
苦しんでいるとか落ちこぼれたりするとか言われてもどうせ自分の子どもじゃないし関係ない。それよりも自分が今まで食べろと言ってきたことが正しい。そんな気持ちなんですね。
僕はとある掲示板でこんな意見を聞いたことがあります。その掲示板はオープンの掲示板で誰でも書き込める掲示板でしたが保育士のトピックがありました。
そこには保育士が書き込みをしていたのですがある時こんな書き込みがありました。
保育士A「園長に「給食を残さず食べさせてください」と言われているから食べさせるのが大変だ。どうしたらいいですか?」
それに対する答えは保育士B「無理に食べさせる必要はないですよ。嫌いなものでも大人になれば好きになるからです。」
これ以外にも保育士C 保育士Dも同じような回答をしていました。
これ言っていることは正しいけど答えとしては間違っていますよね。
保育士Aは園長に「給食を残さず食べさせてください」と言われているから食べさせているのであって好き嫌いをなくしたいからとか将来のことを考えて食べさせているわけではありません。
すると保育士Eが「昔食べさせる方針の保育園に勤めていたけど園児がかわいそうだった。」
そこで僕は保育士ではないのですが思わず書き込みをしてこう聞きました。
「食べさせてくださいって昼休み時間まで食べさせているのですか?」
すると全く無関係の保育士Fが「無理強いはしていません。ほとんどの子が食べているし辞めさせる場合もあります。」
この意見を聞いてどう思いますか?
そもそも保育士Aとは別の保育園で働いているわけだから回答するのはおかしいと思うのですがそれは置いといて
ほとんどの子が食べている 辞めさせる場合もある
言い方を変えたらほとんどではない子もいて辞めさせない場合のほうが多いってことですよね。
ほとんどの子が食べ終わっている中一人だけ取り残されたら辛いと思いますが保育士の立場にしたらほとんどの子が食べているから問題ない。
親にしてみればかけがえのない自分の子どもであっても保育士にしたらたくさんいる子供の中の一人そういう風に思っているわけです。
そこで「自分は昼休み時間まで食べさせられたけど・・・」と少し挑発的な書き込みをしたら保育士Eがこう回答しました。
「嫌なことでも我慢しないといけないこともある。子どものことを何でも聞いていれば楽だけど食べさせるのは大変なんだ。」
大変なのはわかるけど食べさせるのは大変なのは保育園の方針だからですよね。子どものためを思って大変なわけではないですよね。
一生懸命園長の指示に従ったら園長からは褒められるだろうけど結果的に子供に悪影響を及ぼしたら子どもから憎まれるのは当然でしょ。
そこで「腹がいっぱいで食べれなかったのに昼休み時間まで食べさせるのはおかしいでしょ。」
と書き込みしたら
最初に書き込んだ保育士Aが
「腹がいっぱいで食べれないのは当たり前ですが給食は栄養士が計算しています。私は嫌いなものでも食べれるようになった。食べ物を粗末にするなと言いたかった。」
と回答してきました。
いやいや園長に食べさせてくださいと言われたから食べさせているんでしょ。
普段、こういうことを園児に言っているんでしょうね。
そこで「じゃあ 親にもそのセリフを言ってください」と書き込みしたら。
「無理強いはしていない」と言う回答がきました。
本当のところはわからないけど無理強いしていないと主張するならこれ以上書き込みしても意味がないのでそこでこの話は終わりましたがこのやり取りを見たら教師や保育士って誠実な人間ばかりではないことがわかると思います。
給食を残さず食べることは正しいの?
給食を残さず食べさせることを強要する教師に賛同する人の意見は下記のものです。
- 私は嫌いなものでも食べれるようになった
- 栄養士が計算してある
- もったいないという意味を教えるためには必要
- 栄養のことを考えると残さず食べるべき
- 食育として当たり前 作ってくれた人にいただく命に感謝するのは大切なことだと思う
- 好き嫌いがあるのは親の育て方が悪い
これらの意見 一見すると正しいように見えます理念としては正しいのかもしれませんが現実に実行する段階で問題が起きます。
子どもが全員 同じ体質で統一されているわけではないからです。
同じ学年の子が100メートルを全力で走ったら横一列でゴールしますか?しないですよね遅い子どもはわがままなの?親が早く走る方法を教えなかったから走るスピードが遅いんでしょうか?
逆上がりができない子は鉄棒を作った人に感謝をしていないから逆上がりができないのでしょうか?
歌が下手な子は親がうまく歌うことを教えなかったからでしょうか?歌を作った人に感謝をしていないんでしょうか?
絵が下手な子は何に感謝をしていないんでしょうか?親がうまく絵を描く方法を教えなかったんでしょうか?
努力も確かにありますが生まれつきの素質と言うか体質ってあったりします。[br num=”1″][br num=”1″]
同じ学年の子は同じものを同じ量だけ食べれるそんな都合のいいように人間は作られていません。
同じ学年でも体の大きい子もいれば小さい子もいます。同じ学年でも3月生まれと4月生まれでは1年近く年が違います。
好き嫌いでも人によって体質があります。ただの食わず嫌いもあれば 我慢すれば食べれるくらいの嫌いもあるしどうしても受け付けないほど嫌いと言う場合もあります。
好き嫌いについて
私は嫌いなものでも食べれるようになった。
よく聞く意見ですがそれってどういう意味ですか?私は嫌いなものでも食べれるようになったからすべての人間が我慢して食べれば食べれるようになる という意味でしょうか?給食を我慢しても食べれない人間はこの世に存在しないんでしょうか?
こんなのは他の人を調べればわかることですよね。昼休みまで食べさせられたすべての人が好き嫌いをなくすことができるようになったのでしょうか?違いますよね。
自分がどうかではなくその子がどうかが重要なんです。
自分を基準に世の中の人間が作られているわけではありません。
ただの食わず嫌いで食べれなかっただけなのと本当に受け付けないほど嫌いで食べれない体質の人を一緒にしているだけではないでしょうか?
そういう人もソースを一本 水のように飲み干すことってできるでしょうか?

ソースを一本飲み干すなんて普通出来ないだろうと思うかもしれませんが日本全国探せは一人くらいソースを水のようにぐびぐび飲み干すことができる人がいるかもしれない。じゃあ ソースを一本飲み干しなさいといわれたらどうですか?我慢してソースを飲めばソースを飲み干すことができるようになるんでしょうか?
どんなものでも食べれるようになるんですか?
プラスの面とマイナスの面のバランスを考える
なんでも好き嫌いなく食べれるのがいい。
確かに間違ってはいません。でも世の中にはプラスの面とマイナスの面があります。プラスの面ばかり見てマイナス面を見ないのはどうなんでしょうか?
好き嫌いがなくなるのはいいことですがマイナス面とのバランスも考えないといけません。
ちょっとたとえ話をします。
たとえばカンガルーの肉がどうしても嫌いで食べれなかった人がいたとします。毎日 吐きそうになるのを我慢して泣きながらカンガルーの肉を食べて10年間かけてカンガルーの肉を食べれるようになりました。
って話があったらどう思いますか?
好き嫌いがなくなってよかった(#^.^#)って思いますか?
そもそも カンガルーの肉って普段食わないだろう。
そんなにつらい思いをする価値があったの?
って思いませんか?
これ普通の給食でも同じです。どうしても 茶碗蒸し が食べれない人がいた場合無理して食べる必要があるんでしょうか?他の料理方法だったら食べれるとかだったら問題ないですよね。
どの程度の苦痛があってどの程度のリターンがあるのか?そこが重要なんじゃないでしょうか。
別の選択肢はないの?
給食を食べれない子がいたから昼休みまでずっと食べさせた1年後に給食を食べれるようになった。それっていいことでしょうか?
昼休みまで食べさせられて学校が嫌いになったり他の子と遊べなかったり友達との関係が悪くなったり自信がなくなったりするマイナス面がありますよね。
好き嫌いをなくす方法は給食を強要する以外選択肢はないのでしょうか?親が料理方法を工夫するとか無理のない範囲で食べるという方法でも好き嫌いを克服できたかもしれません。あるいはなにもしなくても自然と食べれるようになったかも。
できるだけマイナス面がないような方法を選択することが大切です。
給食を残さず食べさせる本来の目的は何?
給食を残さず食べましょう
何でですか?好き嫌いなく残さず食べたほうが健康にいいです。なぜ健康にいいほうがいいんでしょうか?
突き詰めていくとそれが子どもの幸せにつながるからです。
子どもの幸せのため
と言う根底の話を理解しないで給食を残さず食べさせる表面だけしかみていなんですね。
根底にある子どもの幸せためと言うのがわかっていないから何が何でも給食を食べろどうしても受け付けなくても小食で食べれなくても学校が嫌いになっても劣等感を持っても落ちこぼれても友達ができなくても
そんなことはどうでもいい
とにかく給食を残さず食べさせなければいけない。
ゆがんだ解釈をしてしまっているんです。
子どもの幸せのためと言う本来の目的を理解しないで給食を残さず食べさせることが最終的な目的と誤解しているんです。
もし給食を食べることを強要する教師にあたってしまったらどうするか?
単なる食わず嫌いで食べれないなら我慢して食べればいいと思います。問題は腹がいっぱいで食べれない。どうしても受け付けないほど嫌いな場合です。
まずは親としては学校の先生に相談をしましょう。最初は喧嘩腰にならないように「給食を無理に食べさせるのやめてくれませんか?」角の立たないようにやんわりと行きましょう。案外 親が言えばあっさりやめてくれる場合もあると思います。[br num=”1″][br num=”1″]
もし拒否するようなら結果にフォーカスしてもらうようにまた説得しましょう。
教師だって子どもに悪影響を及ぼすけど給食を残さず食べろとは親には言えないはずです。[br num=”1″][br num=”1″]
ただのわがままではなく人によって体質があることを説明しましょう。[br num=”1″][br num=”1″]
- 無理強いして学校が嫌いにならないのか?
- 昼休みまで食べさせて劣等感を持たないのか?
- 嫌いなものを好きにできる自信があるのか?
- いつの時点で好き嫌いを克服できるのか?
- 過去 すべての子どもがあなたの指導で給食を食べれるようになったのか?
- 食べれるようにならなかった子は存在しないのか?
- プラスの面とマイナスの面のバランスを考えているのか?
- マイナス面があった場合 マイナスの面がないように他の方法を選択するとか工夫するとかはできないのか?
- あなたの指導が家の子の幸せにつながっていると自信を持って言えるのか?
と言うことを徹底的に話し合いましょう。
どうしても教師が拒否するようなら校長とか上の立場の人に相談するといいでしょう。
昔は当たり前だった?
給食を残さず食べさせるのは昔は当たり前だったとよく言われます。実際に昔よりは無理強いする教師は減ったと思います。ただ減っただけで絶滅しないのが問題なんですが・・・
ただし給食の無理強いがいけないというのは今に始まった話ではありません。40年前のドラマ熱中時代を知っていますか?
水谷豊さんが主演した学園ドラマです。名作でとても面白いドラマですがこのドラマでも給食を無理強いする教師に主人公の北野先生が反発するエピソードがあります。
フィクションですが実在の教師をモデルにドラマが作られたそうです。子どものことを考えてくれる教師だったら昔だって無理強いはしないんですよね。
まとめ
- 教師が給食の食べ残しをなくす指導をしているのは子どものためではなく仕事でやれと言われているから。
- 上司の命令が無くても食べさせる指導をするのは今までそう指導してきたから
- 給食の無理強いによって学校が嫌いになったり劣等感を持ったりいじめられたり落ちこぼれたりすることもある
- 人によって体質がある
- 親は教師の言うことを全面的に信頼しないで子供の幸せを考えて行動しないといけない
大切なのは結果です。立派な理想があっても現実どうなっているのか考えて行動しましょう。