当サイトのリンクには広告が含まれています。
緘黙の本やHPに書かれていること
子どもが緘黙だったらまず学校の先生に相談しましょう。
間違ってはいませんが、この相談方法を間違えるとうまくいきません。
相談って何?
ここで言う相談って何でしょうか?
相談とは?
問題の解決のために話し合ったり、他人の意見を聞いたりすること。また、その話し合い。
「相談がまとまる」「相談に乗る」「友人に相談する」「身の上相談」引用元: 相談
でも一般的に相談と言うと詳しくない人が詳しい人に意見を求めたり教えてもらう。そうとらえる人が多いと思います。
僕としてはあくまで学校の先生に理解を求めるとか負担にならない範囲で協力してもらう、という相談だったらいいと思いますが学校の先生にどうしたらいいか?とか解決方法まで求めてしまうのは違うんではないでしょうか?
またこんな意見を聞いたことがあります。学校の先生はプロ(専門家)だから学校の先生に緘黙を治す方法を教えてほしい。
「え、学校の先生ってプロ(専門家)なんですか?」
学校の先生は教師としてはプロ(専門家)ですが緘黙を治すプロ(専門家)ではないと思うのですが・・
よく聞く意見で「学校の先生に相談したら 大丈夫ですよ と言われるだけだった」と言う話があります。
学校の先生に何を望んでいるんでしょうか?
どの本やHPにも載ってないような緘黙を治す、すごい情報を教師が隠し持っていると思っているんでしょうか?それとも自分の子に合わせた適切な対処法を教えてくれると思ったんでしょうか?
いきなり「自分の子供は緘黙で話さない どうしたらいいか?」と親から聞かれた場合緘黙について詳しくない教師はどうすればいいか答えがわからないから「大丈夫です」と答えるしかないと思います。
教師はプロ(専門家)?
それは教員免許を持っているから専門家なんでしょうか?だったら車の免許を持っている人はすべて車の専門家ですか?車に関することなら何でも知っているんでしょうか?
車の免許をとるときに習うことは交通ルールと基本的な運転です。
車の内部の構造についてはほとんどわからなくても車の免許はとることができます。
教員免許はどうでしょうか?
教員免許を取れば緘黙を治す方法がわかるんでしょうか?教員免許をとると緘黙の子を治す方法も理解できるんでしょうか?
だったら教員免許の参考書を買って読んでみたら緘黙を治す方法がわかるんでしょうか?
僕は教員免許について詳しくないですが多分緘黙のことを知らなくても教員免許をとることができるだろうし仮に教員免許に緘黙のことが出てきてもさわり程度のことしか書いてないと思います。
それとも教師として何年も子供と接しているからプロ(専門家)でしょうか?だったら車の免許を持っていて仕事として人を乗せているタクシーの運転手は車の専門家でしょうか?
車に関することなら何でも知っていて壊れた車を修理できるんでしょうか?
そんなわけないですよね。長年タクシーの運転手をしていたら道に詳しくなったり観光名所について詳しくなったりはしますが車の内部の構造や修理には詳しくなったりはしません。
教師の仕事を想像してみましょう。
長年教師をやっていれば騒ぐ子供を静かにさせるとか授業を円滑に進めるとか遠足とか運動会の行事をこなすとかは上達すると思いますが
緘黙の子を治すと言うのは何年教師をやってもそのスキルは上達しません。
中には子どもの気持ちがわかるそういう能力に長けている教師もいるかもしれませんがあくまで一部であって教師すべてがそうではありません。
親と教師どちらが緘黙に詳しいか?
親と教師どちらが緘黙について詳しいかと言われたら親のほうが緘黙の知識に関しては詳しいはずです。教師っていろんな子どもを見ないといけません。
緘黙以外にもいろんな子どもがいます。すべての知識を深く掘り下げるのは不可能です。親は自分の子供のことだけを考えていればいいので緘黙の本を読んだりHPをみたりして緘黙に関してはかなり詳しいはずです。
知識のある人が知識のない人にどうしたらいいか?相談するってあまり意味のない行為です。
まとめ
教師に相談するときはあくまでも何とかしてもらおうとかアドバイスをもらおうというより、理解を求めたり協力を求めるようにすることが大切です。
やってはいけないことをやらないように協力してもらえるなら協力してもらう。そういう相談をするようにしましょう。