子供の頃のソフトボールをやらされた話

当サイトのリンクには広告が含まれています。

子供の頃のソフトボールをやらされた話
Pocket

最近こんなニュースがありました。

「試合に出ない選手」が少年野球で生まれ続ける訳

要約すると、子供が野球をやっているけど体が小さく運動神経が悪い。

一生懸命練習したけど一度も試合に出してもらえなかった。

と言う話です。

なかなか難しい話だと思います。

子供のためを考えたら試合に出してあげたほうがいいと思います。

ただこの監督は子供が好きで子供に野球を教えているのではなく、野球が好きだから子供に野球を教えているんです。

それにたぶん誰からか給料をもらっているわけではなく、趣味としてやっているわけです。

ソフトボールの練習

[br num=”1″]
僕も小学生の時にソフトボールをやらされたことがあります。

地域の男の子は小学4年から6年まで日曜日にソフトボールの練習をしないといけない決まりがありました。

(実際にはソフトボールですが、子供は野球が好きだから代わりにソフトボールをしているんだと思います)

僕は野球が全然好きでなかったし、地元に友達が1人もいなかったら行きたくなかったけど、決まりだから仕方なく毎週日曜日に練習に行きました。。

そこで野球を教えている監督は地域のおじさんで、同級生の父親でした。

ちなみにその同級生は体が大きくてスポーツが得意でした。ただ性格は良い人でした。

まあ僕は緘黙だったのでほとんど話したことはなかったけど。

ソフトボールチーム

[br num=”1″]
そのおじさんはすごい熱心な人で、子供のソフトボールチームを作ってしまった。

基本的に子供会と言うのが地域に合って週一回日曜日に練習するのが普通だったのに、ソフトボールチームは日曜日だけでなく平日も学校が終わった後練習をしていた。

僕の地域は30人ほどで、ソフトボールチームに所属している子が26人くらい。

ソフトボールのチームはユニフォームを着ていて、ソフトボールチームに所属していない子供4人(自分も含む)が日曜日だけ私服で練習に参加するという奇妙な状態だった。

[br num=”1″]

ある日練習試合があってバッターボックスに立つと監督からバントをしろと言われた。

「はぁ こんなどうでもいいような試合でも指図してくるのかよ」

と思いつつ仕方なくバンドすると、なんかわからないけど文句を言われた。

どうやらバンドのやり方が違ったらしい。ルールがわからないからなんかわからないけど、文句を言われることが何回かありました。

練習が終わると監督はみんなに向かって偉そうに「俺はお前らが教えてくれと言うから教えているんだ。」と恩着せがましく言った。

少なくても僕は一度も頼んだ覚えはないんだけど・・・

[br num=”1″][br num=”1″]

何度か練習に行ったときがみんなに向かって監督がこう言った。

「全員試合に出してあげたいけど試合に勝ちたいから(ああだこうだ)」

要約すると試合に勝ちたいからうまい人間だけ試合に出すということだと僕は理解した。

これを聞いた瞬間に僕は毎週日曜日に練習に行くのがものすごくバカバカしくなった。

試合に出ないのに下げたくもない頭を下げて好きでもないソフトボールの練習をする。

何の意味があるの?

試合に出ないなら練習してもしなくても変わらないじゃん。

そのあとから僕は2度とソフトボールの練習にはいかなかった。

親との対立

[br num=”1″]
ただ親からはしつこくソフトボールの練習に行けと怒られた。

親って言うのは何で子供の気持ちがわからないかな。

父親は体はでかいけど、そんなに運動神経が良いとは思えないし、母親もどちらかと言うと小柄で運動音痴だと思うけど何で子供の気持ちがわからないんだろう?

だいたい26人ソフトボールチームでその中に日曜日に4人だけ参加するのだけでもなんか違和感があるのに・・・

それに僕は監督からはいてもいなくてもどうでもいい人間と思われている。

必要のない人間と思われているのに・・・

母親曰く「お兄ちゃんは3年のときからソフトボールの練習に行っていた。」

知らねーよ。兄も野球が好きなわけではないから、多分友達がいたから練習に行ったんだと思う。

結局、親からソフトボールの練習に行けと言われる。

仕方なく外出して時間を潰して帰ってくる。

そんなやりとりを3回ほど続けて親は何も言わなくなった。

学校を休むことは絶対に認めない親だったけど、学校と違ってそこまで重要だとは思ってなかったんだと思う。

監督の本音

[br num=”1″]
結局のところこの監督は子供が好きでソフトボールを教えているのではなく、野球(ソフトボール)が好きで子供にソフトボールを教えている。

子供のためになることをしたいなんて全く思っていないんだと思う。

子供の方もソフトボールチームに入っているような子は野球が好きなんだと思う。

毎日、練習をして試合で活躍できて楽しいんだと思う。

監督も練習をさせて自分の子供を含むチームが試合で活躍して楽しい。

お互いの利害関係が一致しているだからそれでいいと思う。

ニュースの話

[br num=”1″]
このニュースの話はお互いの利害が一致しているようで一致していないことが問題なんだと思う。

監督:野球が好きで試合に勝ちたい。だから野球を教えてうまい子だけを出したい。

試合に出れない子供:野球が好きで野球がうまくなりたい。試合に出たい。

監督に子供のためになることをすることを求めるなら、それなりの給料を払うのが一番いいと個人的には思いますね。

批判

僕の地域のソフトボールチームはかなり上のほうまで行って優勝したらしい。

ただ批判する大人もいたらしい。

「他が町内が日曜日しか練習していないのに、毎日練習してうまい子だけを出しているんだから優勝して当然だろ。」

もしもの話と実際の話

[br num=”1″]
もし自分がめちゃくちゃ運動神経が良くて野球(ソフトボール)が好きだったら。

ソフトボールチームに入って大活躍をしてたぶん緘黙で話せなくても友達ができたと思う。

そこから学校でも友達ができて、緘黙が治るあるいは治らなくても楽しい学校生活が送れたかもしれません。

ただし実際には野球(ソフトボール)が好きではないし、おまけに体も小さく運動神経が良くなかったら毎日練習してもレギュラーには成れなかっただろうし友達もできなかったでしょうね。

自分の人生はいろいろ失敗ばかりだったけど、

親に逆らってソフトボールの練習を行かなかったことは、今でも正解だと思っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です