「様子を見ましょう」と「大丈夫です」の理由

当サイトのリンクには広告が含まれています。

「様子を見ましょう」と「大丈夫です」の理由
Pocket

こんにちは、元緘黙の俊太です。

こんな話を聞きます。

学校の先生に相談したら「大丈夫です」と言われた。

お医者さんに見て貰ったら「様子を見ましょう」と言われて特に何もしてくれなかった。

緘黙は放置しないで改善するために治療したりスモールステップをするべきと本に書いてありますが何でこんな回答をされるのでしょうか?

大丈夫です。様子を見ましょうと言った人はスモールステップをしたり治療しなくても自然に治った人がいるから治療しないでも大丈夫。様子を見るのがベストの選択だと思っているのでしょうか?

まあそう思って「大丈夫です」とか「様子を見ましょう」と言っていることもありますが、僕は必ずしもそうではないと思っています。

医者と教師でちょっと違ってくるのでそれぞれについて解説します。

医者の「様子を見ましょう」の理由

緘黙って病院で治療して改善できる物ではありません。

医者のできることって薬を出す。カウンセリングをするなどです。

例えば学校でスモールステップをする。

これって医者がどうこうできる問題ではありません。

安心できる環境を作るのも同じです。

医者はどうすれば学校の環境を何とか出来るのでしょうか?

結局緘黙を改善するのって医者の領域から外れていることが多かったりします。

だから結局「様子を見ましょう」みたいな答えになってしまいます。

ネットで見るお医者さんの意見の中には、そもそも受診するかどうかを考える必要があるという意見もあります。

要するに確実に緘黙を治せるとか、少なくても改善できるとは言いきれないんですね。

病院に行くことでお金もかかりますし、その子の時間を奪うことになります。

病院に連れていかれることを嫌がる子もいます。

だから緘黙は必ず治療するべきとは言えないんですね。

学校の先生の「大丈夫です」の理由

学校の先生に緘黙についての資料を渡してどうしたらいいか相談したら「大丈夫です」と言われた。

なんで緘黙の子に対して積極的に改善させることをしてくれないのでしょうか?

その理由は以下の通りです。

  • 手間がかかる
  • 難しい
  • クレームにつながる
  • 努力しても報われない

手間がかかる

緘黙を改善するために何かをする。スモールステップに協力する。教師にしてみたら面倒です。わざわざ面倒なことをするより、「大丈夫です」と言ったほうが楽なんです。

誰だって手間のかかることをしたいとは思いません。

難しい

緘黙を改善するのって結構難しかったりします。

これをやればいいというものではなくて同じことでも結果は違ってきます。

その子の反応を見てその子にに合わせたことをやらなければいけません。

スモールステップって一歩間違えると返事の強要と同じになって苦痛を与えることになります。

緘黙の改善には微妙な匙加減が要求されます。

緘黙を改善させるって誰にでも簡単にできることではありません。

クレームにつながる

親から相談されて本に書いてあることをいろいろ考えて苦労して実践しました。

それで改善したらいいですが、全く改善しないことも当然あるわけです。

スモールステップはやり方を間違えると苦痛に感じてしまうこともあります。

だから逆に悪化することもあるかもしれません。

そうなったらクレームにつながるかもしれません。

とりあえず何もしなければ改善はしないかもしれませんが悪化することはあまりありません。

努力しても報われない

緘黙の改善のために努力した。努力したら教師って何かメリットってありますか?

緘黙が治れば本人と親はうれしいですが、教師にしてみたら何のメリットもありません。

緘黙が治って話せるようになっても成果報酬がもらえるわけではありません。

それに改善しなかったり悪化したらクレームをもらうリスクもあります。

手間がかかって難しいことをやって苦労して結果が出ても何のメリットもない。

逆に結果が出なかったり悪化したらクレームをもらう

だったら下手に手を出さないほうがいいと考えるのは当然だと思います。

緘黙の子に何もしてくれない学校の先生はダメなのか?

様子を見ましょうと言う教師はダメなのかと言うと必ずしもそうではありません。

緘黙に関しては具体的には何もしていないけど、人間性がいい。

だから教室の雰囲気がいい。

クラスのトラブルやいじめの解決の能力がある。

そういう場合は直接的に緘黙の子に対して何かしてくれるわけでなくても、緘黙が改善したりすることもあったりします。

逆に様子を見ないで何かをする教師が良いとは限りません。

世の中には無能な働き者がいたりします。

話さないのは問題がある。だから治さないといけない。

そういう価値観を持っている教師が「私が話せるようにします」と言って無理に話させようとしたりして逆に悪化させる場合もあります。

「大丈夫です」「様子を見ましょう」とは何なのか?

大丈夫です。様子を見ましょうってどういう状態なんでしょうか?

大丈夫です。様子を見ましょうと言いながら何もしていないのはよくありません。

実際に緘黙の子の置かれている状態を確認しているのかどうかが問題です。

例えば学校でいじめられている。友達ができない。緘黙ですごく困っている。運動も勉強もできない。

それで大丈夫です。様子を見ましょう。

これは全然大丈夫ではないし様子を見ないで何とかするべきだと思います。

でも緘黙で学校でいじめられていない。友達がいる。勉強や運動はできている。

特別困ったことはない。学校は楽しいと思っている。

この場合はどうでしょうか?

結構難しいところだと思います。緘黙が治るのが理想ですが、下手にスモールステップだとか病院に連れて行って苦痛を与えてしまうと逆効果になることもあります。

何かをするのがダメと言うわけではありませんが、失敗するリスクも考えるべきです。

緘黙を確実に治す方法はない

緘黙が治るのが理想です。

でも確実に治す方法と言うのはありません。

実際にテレビで緘黙が取り上げられることがあって顔出しで出演した人もいます。

病院で治療したりスモールステップをすれば治るなら、病院で治療したりスモールステップをして治せばいいじゃないですか。

緘黙って改善したり治ることもあるけど、確実に緘黙を治す方法ってないんだと思います。

緘黙は放置してはダメだ。支援するべきだと言う人も具体的に何をすればいいか聞かれたらすぐには答えられないと思います。

親はどうしたらいいか?

病院に行って様子を見ましょうと言われるだけで効果がないならその病院はやめたほうがいいです。

他の病院を探すかもしくは病院に行くのを辞めるのか考えましょう。

学校の先生に相談して「大丈夫です」と言われたらどうしたらいいか?

学校の先生に具体的な要望をしないで、どうしたらいいか聞くのはやめましょう。

どうしたらいいか聞いたら、「大丈夫です」という答えが返ってきます。

学校の先生に対しては何をして欲しいのか明確に伝えるようにしましょう。

自分でどうすればいいか考えて実践するのは難しいですが、言われたことで手間のかからない事なら実践してくれる人は多いはずです。

あとは緘黙の改善って必ずしも学校の先生を巻き込む必要はありません。

学校の先生の協力がなくてもスモールステップって出来ることってあったりします。

協力してくれるならそれでいいですが、協力してくれなくてもできることをやっていきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です