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緘黙の本やホームページによく書いてある言葉
緘黙は早期発見・早期治療が大切です。
早期発見はわかるけど、早期治療ってなんでしょうか?病院は効果のない人のほうが多いと言うことは前に書いた通りです。
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じゃあ 緘黙の治療って何でしょうか?緘黙を治す方法があるんでしょうか?
緘黙の子に対して教師や親や周りの人がこうするといい、と言う方法はあります。
できることを徐々に増やしていくという、スモールステップと言う方法もあります。
ただそれをしたら「明日話せるようになるか?」と聞かれたら無理です。じゃあ1年後に確実に治せるのかと聞かれたらそれも無理です。
「確実に緘黙を治す」そんな方法はありません。
じゃあ治らないのかと聞かれたら、特別な治療をしなくても自然に治った人はたくさんいます。と言うより治った人のほとんどが特別な治療をしていなくて治っています。
じゃあ何もしなくてもいいのかと言うとそうではありません。治療と言うか適切な対応をとるほうがいい結果になります。
そこで僕が緘黙の子を持つ保護者の方に訴えたいのは緘黙を治すことだけにこだわらないでください。と言うことです。
緘黙の治療だけにこだわってはいけない理由
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緘黙を治すことばかりを考えた場合、今困っていることが置き去りになってしまったりします。まずは現状を確認して今困っていることを解決していきましょう。
治療だけにこだわってはいけない理由は緘黙って、大人になったら困るというより子供の時でも困ります。
そこで治療することばかり考えていると困ったことがそのままになってしまって、つらい思いをし続けることになってしまいます。
例えば緘黙の本に書いてあるスモールステップで、できることを増やす。これは緘黙を治すための方法です。でもその前に現状を確認することが大切です。
たとえば学校でひどくいじめられているのにいじめの問題を解決しないで、スモールステップで話せるように学校で話す練習をする。
それって効果ありますか?
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学校で毎日いじめられるために学校に行っているような状態で、学校で話す練習をしても学校で話せるようになるとは思えません。
まずは 今の問題を解決することが先決です。
それ以外にも緘黙だといろいろ困ることがあります。そのことを解決しないで病院を探し回ったりするのはどうでしょうか?
2つのことを同時に考える
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まずは今の現状を確認しましょう。
現状の確認についてはこちらを参考にしてください。
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逆に今困らないようにすることばかりでもだめです。たとえば緘黙で学校で話せなくても特に困ったことがない。じゃあ、困ってないからそのままでいいかと言うとそうではありません。
話せるようになるのが理想です。理想を忘れてはいけません。
理想(緘黙が治る)と現実(今困らないようにする)両方考えてください。
明日、緘黙を治す方法があるなら理想(緘黙を治す)だけでもいいのですが、そんな方法はありません。
しばらくは緘黙の状態で学校に行かなければいけません。だから現実(今困らないようにすること)がまずは大事です。
それと同時に理想(緘黙を治す)ことも一緒に考えましょう。
親の間違った行動と言動
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よくある親の間違った行動で話さないと困るから話さないことを責める
何が間違っているのかと言うと責められたら話せるようになるわけではないから結果、ただ困らせるだけになります。
言うだけ無駄と言うより悪影響しかありません。「学校でも話しなさい」と言うのがなぜいけないのか?
と言うと子供と敵対しているんですね。
そうではなくて少なくてもこの件に関しては子どもの味方になってください。
まとめ
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緘黙の治療だけにこだわらないで、まずは緘黙でも困らないように環境を整えることが大切です。それと同時にスモールステップに取り組んだり、どうしたら話せるようになるのか普段と同じようにふるまえるのか?考えてみましょう。
- 今困らないようにすること
- 緘黙を治すこと
両方を考えてください